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メキシコ研修旅行

2020.04.13

私もメキシコのことを、少し書かせてもらいます。

メキシコと言えば、ルチャリブレ。

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ミル・マスカトゥ

建築的に言えば、ルイス・バラガンですよね。

今回はガイドさんの説明付きで、バラガン建築ツアーです。
世界的な建築家なのに、バラガン建築はメキシコにしかありません。
ですがメキシコは治安が不安で、バラガンは見たいものの入国することはないのだろうな、と思っていました。

それがまさか行けるなんて!って
興奮を抑えつつメキシコ行きの飛行機を待っていたら、いつもはスカした狩野君が...
これは楽しい旅になるぞ、と思わせてくれました。

本物は大したことないな、写真の方がよかったな、
と感じてしまう建築は時々あります。

バラガン建築はその逆で、
写真も美しいですが、それを超える感動がありました。

ヒラルディ邸です。

P1190450

ここは廊下なのですが、奥行きはあるものの広くはない空間に、こんなに黄色を使う提案ができるかなあ、
できないなあ、と考えたり。
住宅ならもっと落ち着いた色味をって言いがちですが、毎日こんな廊下を歩けたらいいな、というのが実際立ってみての感想です。
日光を優しい色に変換するフィルターのようで、まったく目を刺すような厳しさはありませんでした。

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スリットにはガラスがあるのですが、これも黄色く塗られています。

そして突き当りのドアを開けると...

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一筋の光と青い壁面が現れます。
美しいコントラストでした。

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住宅とは孤独を愛する人のために、という哲学を持ってバラガンは設計していたそうです。
そのせいか、外と中ははっきりと分かれており、玄関に入ると静けさに包まれます。
しかし、そんなプライベートな空間に、光をしっかりと取りいれられています。
ヒラルディ邸に限らず、バラガン建築の主役は光のようです。

P1190455

ここはダイニングとプールです。
水盤ではなく、プールです。

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中庭にはジャカランダの木があります。
この木があったから、晩年のバラガンはこの設計を請け負ったそうです。
そして、バラガン最後の作品になりました。

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右手の黄色のスリットが、先ほどの廊下のスリット窓です。

建築が木を避けて建っています。

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空気は薄いが青い空。
軽い頭痛が続きますが、気持ちいいです。

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彼はずっと快調でした。

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アバター画像 関西エリアマネージャー 比土平 雅彦
カレーづくりが趣味なので、そんな事が多くなるかもしれません。数種のスパイスをテキトーに調合し、キーマカレーやチキンカレーをつくっては喜んでいます。

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