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現代木造技術の先進国、欧州スイスより

2023.02.17

こんにちは、飯田です。
少しずつ暖かくなり、春が近づいているのを感じます。
冬のパリッとした空気も好きですが、そろそろ、ぽかぽかした陽気が恋しくなるこの頃です。

さて今回は、最近参加したスイスの木造エンジニア、ヘルマン・ブルーマー氏のウェビナーをご紹介したいと思います。

坂茂やヘレン&ハルトといった世界的建築家のパートナーとして、木造技術者のトップランナーであるブルーマー氏。当初から木造建築にコンピュータ技術を利用し、頑強な木接合を考案し、次々と木造建築の可能性を創造しています。

ブルーマー氏はアジアの木接合技術や古き職人技に今日や明日のインスピレーションを受けたそうです。
坂茂氏と共に設計したスイスの首都チューリッヒ都心に建つタメディア新本社ビルは、世界初の規模となる木造オフィスビルです。
坂氏はコンクリートや鉄鋼でやる柱の代わりに木を使うだけでなく、木でしかできない収まりやディテールにこだわったと言います。加工性の良い木の美しさが表現されているように思います。


ブルーマー氏は、当初このアイデアを形にする発想が頭の中になかったと言います。そんな彼を突き動かしたのは、木造建築に対する信念と使命感でした。

日本においても中大規模木造建築への注目が高まっています。
様々な企業が開発を重ねていて、近い将来、木造の中高層建築物が都心に建つことになると思いますし、そうならなければいけないと思っています。

SR-Bank(フィンランド)

そして、それは共同住宅にも当てはまることだと思います。
木のもたらす良さは以前にもお伝えしました。人は、環境に左右される生き物です。
木造の建物に触れる機会が多くなればその分、木造について考える人が増えると思います。

ポンピデゥー・センター・メス(フランス)
由布市ツーリストインフォメーションセンター(大分県)

そして、欧州でこれだけ木造の中大規模建築が進化している中、日本でできないはずがないのです。
日本の美しいと感じる感性に木が持つ美しさは相性がいいと思っています。
より加速していく中大規模木造建築をアクアスと「一緒に」考えていきましょう!

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