日曜日、渋谷で開催されている内藤廣氏の展覧会に行ってきました。

建築に関わる者として、以前から内藤廣氏の作品には関心がありましたが、今回の展示は想像を遥かに超えるものでした。

1970年代から2020年代までの全45プロジェクトを、構造模型、図面、写真、映像を通じて展示し、特に都市を俯瞰できる大規模都市模型やスケールモデルが迫力満点でした 。

構造そのものが「美」として成立していることを目の当たりにし、ただ「建てる」だけでなく、

「どう建てるか」という問いの奥深さに改めて気づかされました。

模型の中に込められた繊細な思考と、物理的な力に逆らわず自然に馴染む構成が、見る者の心を強く揺さぶります。

内藤廣氏のように、「構造を語れる建築家」になるためには、もっと素材を知り、力を知り、空間を体験する必要があります。

これからも学び続け、いつか自分も「語れる建築」をつくれるよう、努力していきたいと思います。