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狩野 貴博 Takahiro Kano

夢の家足場シート

2023.12.22

 私が担当しております浦安市当代島の現場に今年の”ぼくとわたしの夢の家コンクール”の入賞作品を掲載した足場シートを掲示させていただきました。

この足場シートは毎年作成し、その年に進行中の現場に掲示させていただいているものです。

 こどもたちの絵というものには不思議な魅力があります。もちろん上手い下手というものはありますが共通して言えることは見た人が思わず笑顔になるということだと思います。特に想像力を働かせて描いた絵の場合にはその傾向が強いと思います。

 夢の家の場合で言えば自分自身が住みたい理想の家というものを一切の制限や打算を持たずに、純粋に紙面に表現してくれています。その自由な魂の一端に触れることで、私たちも、ふと魂が軽くなり思わず笑みがこぼれるのではないでしょうか。

 

 設計というものを己の生業としておりますが気が付くと常識という物に囚われ自分自身を縛ってしまっていることがございます。そんな時、こどもたちの自由な絵を見るとその心がほぐれる気がいたします。夢の家フェスティバルを毎年行い多くのこどもたちの笑顔や発想に触れることによって、こどもたちに喜んで貰うだけでなく自分自身も多くのものをいただいているのだなあと改めて感じました。

 

 当代島の現場は、ほぼ来年一杯の予定です。今のところ工期は順調ですが来年も現場と力を合わせて良い物を造り上げたいと思います。

 

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